街で一番の「ありがとう」を集めよう 2011年度スローガン

   2015/08/04

昨年度はご両親や業者さんを招きして“ありがとう感謝祭”を3つのエリアにわかれて開催してくださいましたが、お招きした方々から、「うちの娘がボ クデンで働いていることを誇りに思います。」とか「皆さんの経営姿勢に感銘を受けました。」といった嬉しいメッセージやお便りを頂くことができました。本 当に感動的な“ありがとう感謝祭”でしたが、この場を借りて厚く御礼申しあげます、本当にありがとうございました。

さて、現在は少子高齢化、深刻なデフレ経済、原材料費と石油価格の高騰、アジアの新興国の台頭によって競争が激化しています。さらに3月11日に発生した東北沖大震災と津波は甚大な被害をもたらしましたが、日本は戦後の以来の大転換期を迎えたと言っても良いでしょう。

しかし、歴史を振り返ると、日本はとてつもない危機に遭遇した時に結束して、変革と再建に挑戦し、世界が驚く復興を成し遂げてきました。今回も必ずや大復 興を成し遂げるに違いないと確信しておりますが、この世に残され、生かされた者が前向きに被災地と日本を復興させる責務を背負ったことを自覚して社業の発 展を通して東北と日本の復興に貢献すべきです。

なお、長引く景気の低迷とデフレ経済を反映してスーパー銭湯、スーパーホテルといった業界のイノベーターが出現して、今までにない低価格で集客して競合他社を圧倒しています。そして、戦いに敗れた企業を次々に買収して新市場を開拓しています。

外食業界においては“すき屋”が牛丼一杯240円で販売開始しました。これが牛丼業界にイノベーションをもたらし、吉野家や松屋も巻き込んで熾烈な低価格 競争を繰り広げています。このように多くの企業が低価格路線を推進していますが、他社とは一線を画した戦略で戦っている企業もあります。

たとえば業界最大手のマクドナルドは2年連続して全社笑顔運動を実施しました。そして、お値打ち価格で質の高いコーヒーを提供して顧客満足度を高めて、 100円バーガーを投入して集客アップを図り、その一方でテキサスバーガーやマイアミバーガーといった高価格の新商品を2ヶ月に一度投入して業績好調です が、あらゆる業種のなかで2極化が進んでいます。つまり、低価格路線を推進する企業と、もうひとつはマクドナルドのように自社の強味を強化して総合力で勝 負する企業です。

第1「問題ではなく、機会(チャンス)に焦点をあわせる。」
第2「過去ではなく、未来を選ぶ。」
第3「横並びではなく、独自性を選ぶ。」
第4「無難なものを選ばず、変革するものを選ぶ。」
第5「陳腐化したものは計画的に捨てる。」

これは経営学者P・ドラッガーが提唱した個人と組織が道を誤らない「選択の5原則」ですが、今こそ“ボクデンらしさ”を追求して、1)エンターテイメント 性の高い商品とサービスの提供。2)生産性を高めてお値打ち価格での販売。3)我が社の強味を活かした事業を確立して、街で一番「ありがとう」があふれる 店づくり、企業づくりを推進していきましょう。

2011年6月1日
株式会社ボクデン
代表取締役社長 景山良康

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