お客様は何を求めているか For the customer

   2015/08/04

11 月13日に小田急デパ地下にボクデン。12月12日に武蔵小杉バルサバルサがオープンしました。無事2店舗オープンすることができたのは銀座ボクデンさんを始め、岡山バルサさん、平原さん、江川さん、豊村さんのサポートがあったからですが、小田急の内野さんも、武蔵小杉バルサの大角さんも、きっと皆の支援と期待に応えてお客様に愛される素敵な店にしてくれるでしょう。

さて、都内にはカッコいい店はいくらでもあります。そういうなかで存在意義が高く個性がキラリと光る店にするためには、どうすればいいのでしょうか。1)素敵な商品を提供すること。2)心がけのよいスタッフがいること(笑顔・挨拶・掃除)。3)人財を育てることに力を注ぐこと。この3つが問われています。

バ ルサバルサ武蔵小杉店の工事は大幅に遅れ、オープン当日まで業者さんが工事をしていましたから、私たちの商いに対する考え方やスタッフを集めてトレーニングする時間が取れませんでした。しかし、レセプションやオープン日に来店くださったお客様に対して、わからないながらも、一所懸命心配りしてくれていましたが、いい人財を採用できたことを、とても、嬉しく思います。

ただし、任せっぱなしではいけません。オリエンテーションを開催し、私たちの商いに対する考え方や仕事の仕方をお互いに確認すべきです。そうであってこそ、1)新たに採用したスタッフの帰属意識が高まります。2)メンバーひとり一人と意志の疎通が図ることができます。3)働くことへの意義や誇り、喜びを見いだせるようになります。「そんなこと、わかっとる」と、言われそうですが、これはとても大事なことですから、宜しくお願いします。

な お、武蔵小杉は小さなエリアです。この街に巨大ショッピングセンターが5つあることに驚きましたが明らかにオーバーストアです。各社が凌ぎを削って熾烈な顧客獲得競争をしていますが、7日間、武蔵小杉バルサと小田急ボクデンに入る前に売り場を視察しました。価格が一番高いのはグランドツリー(イトーヨーカ堂系)。価格が一番安いのはダイエー(イオン系)でした。

惣菜売り場を中心に試食しましたが、味に大差はありませんでした。しかし、ダイエーはいつも閑古鳥が鳴いていました。何故、価格が一番安いのに来店客が少ないのでしょうか。それは「価格が安くて旨ければ売れる」経営陣と幹部がそう思い込んでいるからではないでしょうか。実際、そう考えている人は少なくありませんが、ハッキリ言ってこれは売り手側の奢(おご)りです。

現 代のお客様は安いだけでは買いません。お客様が求めているものは「買う楽しさ」「食べる楽しさ」ではないでしょうか。ダイエーはライバル企業に比べてそこが劣っているように感じましたが、お客様視点に立って「売り方に問題はないか」自社の売り場を検証すべきです。これは我が社においても同じことが言えます。

1)素敵な笑顔でお客様をお迎えしているか。2)明るく元気に挨拶しているか。3)ユニフォームは綺麗か、カッコいいか。4)店内外、トイレの掃除は行き届いているか。5)パッケージや器、盛りつけのセンスはいいか。6)商品や備品は綺麗に見えるか(ライティング・並べ方)。7)BGMの選曲と音響は良好か。8)不要なものをレジ周りや売り場に置いてないか。9)スタッフはお客様に意識を向けて商いしているか。店は劇場。今一度、「売り方に問題はないか」お客様視点に立って検証し、魅力的な売り場にしていきましょう。

2014年12月13日am7時40分 武蔵小杉ホテルにて
大将 景山良康

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