代表景山からのメッセージ

代表景山良康の顔写真

代表取締役社長:景山良康(Yoshiyasu Kageyama)

奈良県生駒生まれ、岡山育ち。19歳の時に岡山市田町でボクデンを創業。人財を育成することに定評がある。また、全国各地の市場に自ら足を運んでオリジナリティあふれる料理を開発して数々の大ヒット商品を生み出し、外食業界のなかで注目を集めている。

今まで貫いてきたことや
御社がこだわっていることは何でしょうか

外食ビジネスを産業化するためにセントラルキッチンで大量生産し、効率性を高め、多店舗展開し、売上や事業規模の拡大を図る。セントラルキッチンで大量調理すればシェフを育てる必要もない。この手法が良いとか悪いとかは別にして、これは1つの経営手法です。私たちが創業以来貫いてきたことは外食大手と一線を画し、「シェフの顔が見える店づくり、個性的で魅力的な味づくり」にこだわってきましたが、これは卓越した調理知識や技術を後世に伝承するためです。

もう一つ貫いてきたことは「一人ひとりがもつ価値や魅力を発揮すること」です。これはどういうことかと言うと、本部やセントラルキッチンの指示通りに料理をつくっても、そこに料理をつくる楽しさや喜びは生まれません。たとえ困難であろうと、優れた料理をつくるために「自らが源」という姿勢で努力と工夫を積み重ねてこそ人は育ち、人々を魅了する料理をつくることができるようになりますが、そこに何ものにもかえ難い喜びと、味わい深い人生がある、私はそう思います。

御社はどういう人を
採用したいのでしょうか

店でつくる四季折々の料理は、シェフの個性や魅力がにじみでていますが一般的にシェフや調理職人というと、無口で頑固、気難しい職人気質というイメージがあるかもしれません。しかし、それは我が社が求めている人財ではありません。私たちの店はすべてオープンキッチンになっていますが、これは店に来店されたお客様をシェフが笑顔でお迎えし、「どういう味が好みなのか」「どんな料理を食べたいのか」お客様との会話のなかから個客の好みやニーズを掴みます。つまり、コミュニケーション能力や人間関係構築能力の高い人を求めています。

ですから、最初から調理知識や技術がなくてもいいんです。それよりも、大事なことはお客様から「ありがとう」と言われることを自らの喜びとする人。日々の仕事を通して自らを鍛え、高めようとする人。そういう心がけで熱心に仕事をする人であってこそ、お客様や職場の仲間に愛され、信頼され、尊敬されるようになりますが、39年間経営してきてつくづくそう思います。

「働く」ということについて
どう考えていますか

「何故、働くのか」と尋ねると「生きていく糧(かて)を得るために働く」と答える人は少なくありませんが、そうではないのです。自らの人間性を高めるために働かなければいけない。つまり、一所懸命働くことによって自らの心が高まり、人生に精神的な豊かさをもたらします。同時に収入を得ることができますから、生活を豊かにすることができます。ですから、人間が働くということはとても大事なことなのです。

ジェームズ・アレンは“原因と結果の法則”のなかで「人間の心は庭のようなものです。もしあなたが自分の庭に美しい種をまかなかったら、そこにはやがて雑草の種が無数に落ち、雑草のみが生い茂ります。優れた園芸家は庭を耕し、雑草を取り除き、美しい花の種を撒き、それを育み続けます。私たちも素晴らしい人生にしたいのであれば、自分の心の庭を耕し、不純で誤った思いを一掃し、そのあとに清らかな正しい思いを植えつけ、それを育み続けなくてはいけません」と述べていますが、その通りです。

よりよい人生、意味ある人生にするためにも人間が働くことは不可欠なことであり、仕事を通して自らの心を磨き高め、綺麗にすることはとても大事なことだと思います。

将来の夢はありますか

私たちは2008年にお客様に美味しさと安心をお届けするために北海道ボクデンファームを設立し、野菜や米の無農薬栽培に挑戦しています。将来は農地の面積を160㌶に広げ(東京ドーム40個分)無農薬栽培の収穫量を増やし、北海道の雄大な大自然のなかで放牧牛や放牧豚を育てます。

これらの食材を使ってmade in Japanのスペイン料理、ボストン料理、上海料理、鉄板焼き料理、串焼き料理、韓国料理をつくり、世界に向けて発信するという夢があります。すでにボクデンの「うま辛キムチ」は2017年にフランスのマルタ島で開催されたモンド・セレクションにおいてハイクオリティ賞を受賞し、私たちがつくる料理の品質の高さと美味しさが世界に認められましたが、これからも鋭意精進し、お客様のために進化し続けていきたいと思います。

新卒生に対する
メッセージをお聞かせください

50年先も、100年先も、私たちの変わらぬ心は、人々の空腹を単に満たすのではなく、「人生を豊かにする味づくり、店づくり」です。そして、「日本が誇る食文化と農業を伝承し、未来への架け橋になること」です。これが我が社の使命ですが、この思いに共感してくださる方とお会いできますことを楽しみにしています。

代表取締役 景山良康