商いの基本を実践しよう 2013年度スローガン

   2015/08/04

2012年度は“凡事徹底”をスローガンに掲げましたが、それぞれの事業所が明るく元気な挨拶と返事、整理・整頓・清掃、改善提案運動を積極的に推 進してくれました。株式会社ボクデンの理念と方針を理解し、これを実践してくれたことを心から感謝しています、本当にありがとうございました。

また、近藤傅八商店は前年売上対比130.1%。バルサバルサは前年売上対比118.4%。ボクデンスタジアム店は年間を通して月間改善点件数トップという素晴らしい実績をあげてくれましたが、皆さんの並々ならぬ努力と創意工夫にこの場を借りて重ねてお礼申しあげます。

さて、日本の経常収支は四半期連続マイナス。本年度も、輸入が横ばいで輸出が減少していますから経常収支もマイナス。また、東日本大震災の復興費、高齢者 対策費、デフレ経済対策費等、社会コストは増加していますから、消費税アップは決まったようなものですが、ここ数年は企業受難の時代であることを自覚すべ きです。

こうした経営環境のせいか。「先が読めない」「先がわからなくて不安だ」ということをよく耳にしますが、世間のざわつきに心を奪われたら駄目です。うっか り、ざわつきに心を奪われると、肝心なことを忘れてしまいます。こうなると、ただ右往左往するということになりますが、これが一番、あってはならないこと です。

とは言え、人間ですから迷うことがありますが、一時的に迷いが生じて「困ったな」ということになったとしても、自分と自社の存在意義というものを、しっかり、つかまえていれば、自らが「これだ」と、信じる使命を遂行することができます。

ましてや「人を動かし、事を成そう」という人は、どうすればお客様が喜ぶか、我が社は何に力を注ぐべきか。これを部下に訴え、自ら模範を示し、社内に浸透することに熱心であってこそ「人を動かし、事を成す」ことができるのです。

また、経営とは変化対応業であると言われていますが、商いの基本を実践し、これを身につけてこそマーケットの変化に対応することができますが、商いの基本が実践できないのに変化を追いかけても、マーケットの変化についていける訳がありません。

山登りもそうです。あわてふためいて山を登ると思わぬ事故が発生しますが、足腰を鍛え、あらかじめ7合目あたりまで登ってベースキャンプを張り、事前準備 を整えて頂上目指してアタックした方が、成功する確率が格段に高くなるのは明白なことです。経営も、山登りも同じですが、昨年度は今ひとつ凡事徹底できな かったところも見受けられましたが、これは大いに反省すべきではないでしょうか。

どういう時代であろうと、商いの基本を実践できる人財を育成することに熱心な企業であってこそ、多くのお客様を笑顔にすることができるのです。そこで2013年度スローガンに「商いの基本の実践しよう」を掲げて自らを高め、育てることに力を注ぐ年にしましょう。

2013年6月1日
株式会社ボクデン
代表取締役社長 景山良康

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket

この記事へのコメントはこちら

メールアドレスは公開されませんのでご安心ください。
また、* が付いている欄は必須項目となりますので、必ずご記入をお願いします。

内容に問題なければ、下記の「コメント送信」ボタンを押してください。

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)